チタンを惜しげもなくブラック化・・それは身につけるステルス
現役パイロットの要望から生まれ、実戦投入に耐える本格回転計算尺を装備し、プロフェッショナルを納得させるパイロットウォッチとしてデビューした4世代目のスカイマンパッケージ。これをベースに素材やディティールの妥協のないリファインを行なって生まれた第5世代のスカイマンが2010年暮れに発表後、予約段階で完売した「ブルーインパルス50周年スペシャル・エディション」でした。
この類いまれなるスペックを踏襲し、ウォッチを構成するパーツを極限までブラックアウトした「スカイマン・ブラックチタン7750」が生み出され、さらにこのモデルのクォーツ版があらたに発売されることになりました。
「瞬間帰零装置」にかいま見る、妥協なきクォーツの証
ムーブメントはセンタークロノ秒針、60分計つきの、信頼性の高い日本製クオーツクロノグラフを搭載。センターセコンド針は機械式クロノをイメージした1/5秒運針というこだわりよう。瞬間帰零装置のついたクォーツ・メカニズムは、先にリリースされたブルーインパルス・チタンナビゲーションと並んで世界初の試みです。
「瞬間帰零装置」とはなんでしょう?
機械式クロノグラフムーブメントではリセットボタンを押すと、センターセコンド秒針が「バチッ」というフィーリングで瞬時にゼロ位置に戻ります。これは構造に由来する動作ですが、クォーツの場合は電子制御のステップモーターにより、リセット時の針がスイープ運針によってゆっくりゼロにもどります。
瞬間帰零式では、リセット時だけモーターではなく、機械式と同じ「ハートカム」による歯車の回転によって針を一瞬でゼロに戻すところに最大の特徴があります。
プッシュボタンを押す際の「ググッ」とくる硬さと、「バチッ」という機械的な音。これに慣れてしまうと、通常のクォーツ式の柔らかいボタンフィーリングと、電気的なスイープ運針では物足りなさを感じることでしょう。
クォーツの武器である精度の高さと、機械式の良さであるメカニックであたたかな感触をあわせもたせようと試みたのが、世界初となる瞬間帰零装置なのです。
装備された回転計算尺は、現役パイロットの要望からうまれた
ケンテックスのマネージングディレクター橋本憲治のもとに、そのメールが届いたのは2002年夏のことでした。
メールの送り主は現役のパイロット。ケンテックスのパイロットウォッチシリーズ「SKYMAN」に対して現役パイロットの視点からのさまざまな注文が記されていました。
設計・開発の段階から現役パイロットの厳しい要求に応えるべくケンテックス開発陣の中でも連日のように熱い議論がくりかえされ、第4世代スカイマンのアイデンティティーともいえるベゼルデザインがうみだされたのです。
この第4世代デザインにおいて、ベゼル部の回転計算尺機能目盛りを印刷したリングは、ベゼルと一緒にガラス内部のリングが回転するという複雑な構造をもち、目盛りが傷つかず高い視認性を確保できるメリットがあった反面、製作が難しく、特に防水性能の確保は困難をきわめました。
これに対して新構造ではベゼルの回転を外部に配置することで、ケースの防水安定性をはかり、結果、10ATMの防水性能を実現しています。また目盛りの傷つき防止と視認性を高めるため、風防にはカーブつき硬質K1ガラスを採用しキズがつきにくい仕様となっています。
時分針はブラックフレームのオール強蓄光針で暗いところでの視認性は抜群。センタークロノ秒針とインダイアル60分計のレッド針が強いインパクトとなっており、ダイアルはブラック放射仕上げをベースに8箇所アラビアの強蓄光インデックスで高い視認性を確保。
回転計算尺を使いこなす
せまいコクピットの中で速度計算や所要時間計算をするパイロットたち。彼らがフライトプランを組み立てるにあたって、回転計算尺のスムーズで快適な操作性と視認性とは不可欠のもの。スカイマンは、そういったプロの要求にこたえるレベルの実用性にこだわりました。さらにはベゼル回転によってガラス内のリングが回転する構造を開発し採用しているのも特徴です。
ベゼルは方位コンパス目盛り付き。ダイアルはブラック放射仕上げに12ヶ所のスーパー蓄光インデックスがアプライドされ、埋め込まれた3つのインダイヤルの存在が、躍動的な立体感の演出に寄与しています。また、イエローゴールドのロゴが、地味さに埋没しがちなブラックウォッチに、一筋の華やかさを与えています。サブダイヤルは小秒針の他に60分計のクロノグラフ計測機能つき。
回転計算尺はフライトプラン作成のみならず、日常生活においても、かけ算、割り算、時間換算を駆使して、さまざまなシチュエーションで活用することができます。電気の力に頼らず、自分の指で動かす文字盤の上で各種計算の答えが導き出せるのです。このウォッチを手になさった方は、ぜひあなたなりの使い方を見つけてみてください。
> 回転計算尺の使い方6つのポイント
チタンのボディに、超硬質ブラックIPコーティングという贅
ケースとバンドには高級なレアメタル素材・機体に使用される「チタニウム」素材を採用しました。
ケンテックスのハイエンドラインナップに次々と投入されるチタン。鋼鉄以上の強度をもつ「強さ」、鋼鉄の45%の質量という「軽さ」、プラチナや金とほぼ同等の高い「耐触性」、酸や食塩(海水)などに対する「耐食性」、
さらに「常磁性」が低いというメリット(機械の天敵である磁気を帯びにくい)や、「電気電導性」、「熱伝導性」の低さも特筆すべき点でしょう。宇宙事業や航空機の素材として今やなくてはならぬものになっているのも、他の金属より金属疲労が起こりにくいといった特徴があるからです。
しかもこのウォッチは単なるチタンウォッチではありません。チタン部の表面全体に『超硬質ブラックIPコーティング』を施しています。素材としての魅力に加え、軽量さと強靱さといった実用性を高めました。チタンの弱点とも言えるキズをつきにくくしたことで初期の仕上げの美しさを長く保つことができます。
バックルは操作がしやすい片側プッシュ式を採用。ベルトは5列ムクのチタン製でブラックIPめっきが施されています。また、裏ブタには001からのシリアルナンバー入り。
スペック・仕様
| SPECIFICATION |
| ケース径 |
45mm |
| 厚み |
14.5mm |
| バンド幅 |
22mm |
| 重量 |
110g |
| ムーブ |
日本製クロノグラフクオーツ
60分計、24H表示、センタークロノ秒針
小秒針つき
1/5秒運針、瞬間帰零機能 (フライバック) |
| ダイアル |
ブラック放射仕上げ
8箇所アラビアインデックス |
| バンド |
チタンムク、 5連ソリッド
片側プッシュ式三つ折れ |
| ケース |
チタン、 硬質アルマイトパネルつき
回転計算尺機能目盛りつき |
| 防水性能 |
強化防水100m |
| ガラス |
両面カーブ K1硬質ガラス |
| その他 |
世界限定100個
ケースバックに001からのシリアルナンバーつき |
| SPECIFICATION |
| Case Diameter |
45mm |
| Thickness |
14.5mm |
| Weight |
110g |
| Movement |
Japan Chronograph quartz movement VK63. |
| Function |
2Hands with small second hand. Date calendar. 1/5 center chronograph second. 60min.Chrono hand , 24hrs indication. Flyback function. |
| Dial |
Black sunray matt finishing ,Applied arabic /bar super luminous index. Black sunray finishing at 3 counter in-dial. Turning calculater scale on dial ring. |
| Band |
All Titanium band. 22mm width, Gloss and vertical satin finishing. Three fold buckle with one side push. |
| Case |
All Titanium case. Circle brush finishing on bezel top. Turning calculater scale Alminium panel on the bezel. Screw back. Screw designed etching mark on case back. |
| Water Resistant |
100m |
| Crystal |
Double curve K1 hard glass |
| Remarks |
Serial number from No.001~ 100 on case back.
Original box with Kentex logo.
|
イメージギャラリー
拡大して見たいサムネール画像の上にマウスをのせてください。