DIAL

ベース素材

文字盤の元になるのは、厚さ僅か0.4mmの真鍮プレートです。 様々な加工技術によって、最後には美しい文字盤へと生まれ変わります。

型抜き

真鍮プレートを、文字盤デザインの基本形状に合わせて型で打ち抜きます。 カレンダーや、スケルトンダイヤルの穴形状はこの工程で作られ、文字盤ベースとなります。

放射仕上げ

文字盤ベース表面に光沢を出すために磨いていきます。 高速回転するバフ盤に、逆回転する文字盤を当てていくことで、綺麗な放射目を作り出します。

塗装

微粒子状にした特殊インクを文字盤に吹きかけ、塗装を行っていきます。 少量ずつ何度もインクを吹きかけることで、ムラのない綺麗な塗装に仕上がります。

引き目加工

文字盤ベースを回転させながら、バイトで塗装表面を削り、綺麗な輪状の模様を作り出します。 引き目加工(CDパターン加工)と言われる時計文字盤の代表的な加工技術です。

タコ印刷(パット印刷)

弾力性のあるシリコンパットを利用し、精密なメモリや模様を立体面に印刷します。 高度な技術とノウハウを必要とします。

インデックスの取り付け

金属から削りだされて作られたインデックスを、一つ一つ職人の手作業により文字盤に取り付けていきます。