【第2話】MOTO-R プロトタイプ公開!
2018.8.6 UP

前号では、業界初となる二輪ライダー専用ウォッチ「MOTO-R」(モトアール)の開発にいたる経緯や、そのプロジェクトチームのメンバーをご紹介してまいりました。
今回は、遂に完成したプロトタイプサンプルの画像とともに、その魅力とこだわりを徹底解説いたします。

ケースデザイン

ケースはΦ42mmのボディをベースに、軽量化のための強化ラバーと、12角形のメタルベゼルによる3層サンドイッチ構造で、異素材が融合した機能的で躍動感溢れるハイブリッドデザインに仕上がりました。
ベゼルにはブレーキディスクを思わせる精密なエッチングパターン(3針モデル)と、速度計算が可能なタキメーター目盛り(クロノモデル)が刻印され、ライダーウォッチに相応しい個性的な外装デザインが完成しました。
メタル素材は汗や酸に強い、医療グレードの高耐蝕ステンレスSUS316Lを使用。
毎日の装用でも安心して愛用できる信頼の設計となっています。

3針ケーストップ

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クロノトップ

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タキメーター

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サンドイッチベゼル

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ガラス

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トップガラスは、ダイヤモンドに次ぐ硬さのサファイヤガラスに無反射コーティングを施す本格仕様で、傷つかず、反射を抑えることで、常にクリアな視認性を確保します。
さらに防水は10気圧を確保し、走行中の突然の雨でも安心の防水設計となっています。

ライダーの実使用に焦点を当てた、機能的なデザイン

通常の腕時計は、リューズやボタンが3時側に付いているため、バイクのハンドル操作時にボタン類が手首に当たって邪魔になるという声が、開発段階で多く寄せられました。
特にセパレートタイプのハンドルの場合、そのストレスが起こりやすくなります。
そこでMOTO-Rの開発にあたっては、ゼロから設計を見直し、通常とは逆側の9時側にボタン類を配置することで、ライダーのハンドル操作を妨げないストレスフリーな設計としました。

腕装着

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クロノレッド

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また、リューズやプッシャーには、バイクのバックステップから着想を得た細かなダイヤパターンが刻まれ、バイクらしいデザインでボタン使用時の操作性に配慮した作りとなっています。

クロノリューズ

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3針リューズ

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衝撃感知・補正機能を搭載した、新設計のムーブメント

ムーブバラ

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微細な歯車の集合体からなる時計のムーブメントにとって、振動や衝撃は大敵です。
「時計をつけてバイクに乗ると時間がずれる」そんな常識が、バイクライダーから時計をつける楽しみを奪っているなら、なんとかしたい。
MOTO-R開発に当たり、振動や衝撃に耐える設計とすることは、避けられない必須の条件でした。

この課題を解決する方法が、振動・衝撃を感知して補正するICセンサーをムーブメントに搭載することでした。
通常、ムーブメントの歯車は、ステップモーターの回転を動力源に動いていますが、振動や衝撃が加わると、歯車が空滑りを起こし、その結果針ずれなどの不具合が起こります。
このICセンサーは、衝撃発生時にステップモーターへ流れる電力量を調整することで、衝撃時でも歯車が誤作動しないように制御することが可能でした。
これにより、振動や衝撃発生時の時計の針ずれが低減され、誤作動による歯車の損傷リスクも格段に抑えることができるようになりました。

ICチップ

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ICイメージ

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ショックディテクション

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ライダーウォッチに相応しいこの“ショックディテクション”(衝撃感知)システムは、その機能の証として、時計の文字盤にも印字されています。

文字盤デザイン

文字盤には、軽量かつ剛性に優れ、バイクパーツにも使用されるウェットカーボンを採用しました。ファイバーの編み込み粗さは、時計の視認性を妨げないよう、通常よりも細かくするなど細かい配慮もなされています。
見やすさを追求したインデックスは、大きなアラビア書体を採用。針は先端に向けてテーパー形状を施し、瞬時の判読性が向上するよう目立つカラーリングが施されています。さらに、インデックスと針には強蓄光が塗布され、夜間の視認性も強力にサポートします。

蓄光

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文字盤+針

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赤と黄色のラインが入ったクロノグラフのインダイヤルは、タコメーターをモチーフにデザインされました。
随所にバイクの世界観溢れる、こだわりのディテールデザインもお楽しみください。

タコメーター

シーンに併せて交換可能な専用ベルト

ベルトは、汗にも強く、長時間着けても肌に優しいソフトラバー材をベースに、外側にパッド入りのパンチングレザーを縫いつける2層構造で、ライダーウォッチに相応しいこだわりのデザインとなっています。

ラバーロング
ラバー裏

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ラバー横

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さらに、ライダージャケットの袖口が気になる方のために、ライダージャケットの上からでも簡単に装着できる、ベルクロ式のバリスティックナイロンベルトを開発しました。(こちらはオプションでの別売を予定しています)
ベルトは、六角レンチで簡単に交換できる設計になっており、バイクと同じように自身でカスタムすることができる構造としました。

ナイロンロング
ナイロン裏

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ナイロン前

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想いの詰まった裏蓋デザイン

時計の裏蓋には、メンテナンス時に困ることがないよう、時計の全スペックが詳細に刻印されています。
また、センターにはバイクの給油口をモチーフとしたデザインがあしらわれ、バイクギアとしてこの時計を愛用していただきたいという、開発者の願いが込められました。

裏蓋給油口

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裏蓋スペック

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豊富なカラーバリエーション

カラーは、国産バイクメーカーのシンボルカラーにならった、レッド、ブルー、グリーンの3種類をご用意しました。
3針モデルは、オールブラックバージョンも製作し、好みや自身のバイクに併せてお選びいただけるよう豊富なカラーバリエーションとしています。

3針SSレッド
3針SSブルー
3針SSグリーン
3針BKレッド
3針BKブルー
3針BKグリーン
クロノSSレッド
クロノSSブルー
クロノSSグリーン

ついに、MOTO-Rのプロトタイプが完成し、現在最終的な製品化へ向けて準備が進められています。
次回は、いよいよ発売に向けたスケジュールや価格情報などの商品情報をお届けいたします。
次回のアップは、8月17日頃を予定していますので、乞うご期待ください!